学び合い

09読書043 学ぶ意欲の心理学

『学ぶ意欲の心理学』(市川伸一、PHP新書)を読んだ。夏休みに再読することにした。それぐらいの本である。


何が「それぐらい」に値するのか。


自分の知らなかったことが書かれている、あるいは、ぼんやりしていたことがはっきりと書かれている、という点で「おもしれーなー」と思いながら読んだのである。


なれる自己を広げておくことは、結局自分の自由度を広げることになる


これなんかは、「何で勉強する必要があるの?」ととかく思いがちな人に伝えたい言葉である。また、


「自律ということは、イコール独立ということではないんだ」


というデシの言葉を引用してもいた。ここから続く文章は『学び合い』に通じるところがある。例えば、はじめから子どもたち同士が立ち歩いていい、相談してもいい、という授業になったときに、「そんなのまずは自分で考える必要がある」という人もいる。しかしながら、本書の言葉を借りれば


「こういうふうな援助をしてほしい」と思って頼んでやってもらうという時には、自律心は損なわれないわけですね。


なーるほど。自分の意志で人に頼るのであれば、それも「自律」なのだ。確かにそうだ。自分の判断で動くのだから。それをしないで、自分で考えろ、というのは指示を出して否応なしに一人で考えさせるのだから自分の意志で動こうとする力は育たない。



などなど、いろんなことを考えながら読書を愉しんだ。やはり、夏に再読する一冊だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

090509 『学び合い』セミナー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

異学年

土曜日出勤の代休を利用して新潟県上越市へ。
小学校の異学年授業を参観させていただいた。


「おもしろい」の一言。


子どもたちが学年関係なく学び合っている。
もちろん、同学年で固まっている子たちもいる。
下学年の子が上学年の子に聞いている。
上学年の子は、「どう教えればいいかなぁ」という表情で言葉を選ぶ。


先生方が子どもの姿を共有して語り合っている。


校長先生が子どもたちの姿をじっくり見て、子どもたちのすごさを信じている。



当たり前にやることこそ難しいと思っている自分でさえ、このレベルの高さを「当たり前」にやっている姿がとっても「おもしろかった」。あのような姿が、学校社会ではなく一般社会では普通なのではないだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『学び合い』フォーラム参加

新潟市で開かれたフォーラムに参加した。そもそも新潟市に行くこと自体が初めてで、いろんな意味でワクワクしていた。


フォーラムの感想は、はてなブログに載せるとして、今回は家族のことを・・・。


自分がフォーラムに出ている間、こどもたちは内野浜海水浴場に行っていた。


後から聞いたら、ずっと楽しく遊んでいたらしい。3年前は波音にさえビビッていた長男が、である。


“静岡の海も楽しみぃ!”

とも言っていた。


・・・来週は、海水浴だ。一週間のうちに、日本海と太平洋両方に行くとは、我が家の無計画ぶりも、ここまでいくと立派かもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

西川先生を囲む会

西川先生を囲む会を開きます。
備忘録 兼 宣伝としてアップします。



期日 8月5日(火)
時間 18時開始
場所 JR塩尻駅すぐそばの知春
     (駅前広場に降りて 駅前広場に隣接した
      北側一番近くの建物 tel 0263-53-1209)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

人として

長男(5歳)が次男をよく殴る。蹴る。ひっぱたく。

聞いてみた。
「人としてどうなの?」


     ◆


最近、学校でもよく言うセリフである。
教育基本法に、学校教育の目的は「人格の完成である」と謳われている。要するに、学校教育を終えるときには「一人前の人間」になっていることを求められるのである。

だからこそ、
「人としてどうなの?」
と子どもたちに聞く。

「いけないよ。」
「なんでそんなことするの?」
ではなく、
「あなたはそういう人間になりたいのか?」
と問うているものだと思う。


     ◆


長男は
「ダメ。」
と答えた。

「そういう大人になりたいの?」
と尋ねたら、
「ヤだ。」
とも答えた。

「じゃあ、どうしたらいいと思う?」
と、さらに聞いたら、
「子どものときから気をつければいい。」
と親の方がびっくりするような言い方をした。

頭でわかっていても、それが行動につながるか。
これからはそこだよね、我が息子。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『学び合い』を学ぶために

『学び合い』をまずは自分が学び合うために、
別にブログを開設した。

こちら。
ぼちぼちいこか

遠く離れた方々の意見をいただいたり、ブログを見て刺激を受けたりすることができる場があるのがありがたいことだ。

それらを自分がどれだけ活用して、子どもたちに還元できるか。
残る課題がそれ。

そして大きな課題でもある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

無邪気さ

昨日はクラスで泣きそうになった。
そんなこと初めてのことだ。
うれし涙ならともかく、悲しさ。

きっかけは子どもの無邪気さ。

子どもたちに自分が感じたことを「語った」。
真剣なまなざしで聞いてくれる子が多かった(と思われる)。

教師が指示をしない『学び合い』では、子どもたちの「地」が出るのは当然だと思うし、それを出させたいという想いはあるけれど、彼らの無邪気さがときに自分を悲しくさせる。昨日はその最たる場面だった。

また、そんな無邪気さをコントロールして、人のために尽くそうとしてくれる子もいて、そのうれしさと他の子の無邪気さからもたらされた悲しさとのギャップが大きすぎて、子どもたちに「語る」ときに、涙声になった。

だからといって、『学び合い』をやめるつもりはないんだけど。

| | コメント (2)

漢字テストその10

土曜日、保護者との懇親会で調子に乗りすぎ、日曜ダウン。
日本酒、ワイン(白)、ワイン(赤)、ビール、なんでもござれ状態。
さすがに半日つぶれてしまった。

というわけで、再び(常態化?)家庭内で父親の威厳が低下。

威厳をとりもどすべく、まずは早めの帰宅。
こんな方法しかとれない自分が悲しい。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

さて、金曜日の漢字テストの詳細です。
以下、学級通信「ぼちぼちいこか」より引用。

<引用開始>

金曜日、漢字スキル⑫⑬のテストを実施しました。
10点(満点)が5人、9点が3人、8点が5人、7点が1人、6点が2人、3点が1人という結果でした。ちなみに平均は8.2点でした。

主な間違いとして送りがなのミスがあげられます。
間違い全31例のうち、送りがなを書かなかったり、間違えた送りがな(例:早やい)を書いたりしたのが12例でした。逆に言うと、漢字自体は正しく書けていたとも捉えられます。

次に多かったのは、“ストーブに「火」をつける”の「火」を「日」と書いたものでした。これは4例ありました。また、「おや?」と思ったものに、「正月」を「学校」と書いた子が2人。などなど、細かいものはきりがありません。

今回の結果を受けて、子どもたちがどのような“分析”をして、これからの学習に生かすのか、そのあたりが興味深いところです。

<引用終了>

というわけで、目標達成ならず。残念、ガックシ。
子どもたちがどう受け止めたかな?

前回テスト前の練習では、「友だちに教える」という意識は強くて、テストで3点だった子も、一人の男の子に、
「そんなこと(テスト練習)やってないで、誰かに教えなきゃ。」
と言われるまま、スキルを閉じて立ち歩きを始めた。

テスト点はオープンにしてあるので、次回はこの子と、男の子との関わり合いがどうなるかが見もの。「見もの」って感じでゆるやかに構えている自分がいいのかわからないけれども・・・。

でも、次回が復習テストだから、前回3点の子がどう挽回するか、そこに期待してみてもいいのではないかと思う。(保護者の方、ご辛抱下さい。)

| | コメント (2)

『学び合い』をひろげる

保護者懇談も今日が最終。これで気持ちが一気に楽になるぞ。

さて、そんな懇談のまっただ中に、学級通信で『学び合い』の様子をどんどんお知らせしてきている。
セミナーに参加したこと。
そのことでもっと『学び合い』をやってみたいと思っていること。
授業中の子どもたちの声、姿、関わり合い。
などなど。

懇談会でも話題になることが多く、懇談の“ネタ”に困らない。
今週の学級通信(ちなみに毎日発行)で『学び合い』のことを報告してきて、早速の反応が返ってきていることがうれしい。

今のところなのか、直接顔をあわせているからなのか、
批判的な意見が聞かれない。
「家で自分から漢字練習している。」
「自由に質問できるのって、いいですよね。」

特に昨日は“同業”の方と懇談して、
「私はよくわかっていませんけど、色々なやり方を試していただいていいと思いますよ。どんな教育にもよい面、悪い面があるのは当たり前ですから・・・。」
という言葉をいただいた。

そこでふと考えた。

『学び合い』の悪い面はなんだろう?
“劇薬”と称されているところか?
気が抜けないところか?

いずれ見えてくることなんだろうな。ちょっと怖いけど。

今のところ、休み時間終了を待たずに授業を始めるから、
ゆっくりしていられないことだけかな?

「先生、早くしてください。」

まだ4分も休み時間あるけど、いいんですか?

「いいんです!」

はい・・・。

| | コメント (4)

道徳で『学び合い』その2

一昨日の道徳の課題は、

①はるかちゃんの気持ちを考えて、みんなが書くことができる。
②授業の感想を書く。

この2点だった。(①には理由も必ず書くようにした)

☆★

さて、児童Aはどうしたかというと、「はじめよう」の声にすぐに反応して、ワークシートに自分の考えをスラスラ書いていった。約5分ほどで完了。それからサッと立って、立ち歩き開始。

児童Bは、まず自分でゆっくり教材文を読み返した。それからワークシートに考えと理由を記入。もう一つの記入欄に移る前に、別のページを読み返す。やはり、その後に記入。

児童Bには、自分の方から、
「自分で書いたんだね。他の人はどう思っているのかな?」
と話しかけたところ、立ち上がって、ウロウロし始めた。
いつも一緒に『学び合う』子の近くへ行ったら、その隣の子も入って、3人でなにやら議論を始めた。

授業の感想の紹介。

児童A ちょっと難しかったけど、楽しかったです。
児童B 難しかったです。
ついでに別の子も。
児童C 最初はなんて書こうかわからなかったけど、○○さんの
     紙を見て、自分の考えを書けてよかったです。

これだけではわかりづらいところもあったので、授業後に、自己評価をきちんと書かせてみた。すると、

児童A 評価○:一人で考えて書いたからです。
児童B 評価○:あんまり上手に教えられなかったからです。
児童C 評価○:△△くんにしか相談ができなかったからです。
          それにお友達の紙を見に行って、なんにも
          相談をしなかったからです。

とのこと。

『学び合う』という意識はひろがりつつあるのかなぁ、という実感をつかむとともに、これらを次回に生かすために、可視化として紹介しようかなぁと思った。

| | コメント (2)

道徳で『学び合い』

土曜日のセミナーに刺激を受けて、
道徳で『学び合い』を試してみることにした。

それが昨日。

反省としては、
①記述すべきことが多すぎて、『学びあう』時間が確保が不十分
②道徳性を高める課題であったか疑問が残る

特に、②は自分の道徳に対する甘さというか、教材研究の不徹底さを痛感。これまでなんとなく子どもたちに発言させて、その発言を受けて「どう思う?」と尋ね返して(ときには揺さぶって)、教師が少し話をして・・・、という授業が多かった。それで良しとしてきたけれども、『学び合い』では課題設定だけしたら子どもたちに任せるだけに、肝心要の課題が教材の持つ価値から離れていたりしたら、1時間の充実度が変わってくる。

『学び合い』をしようと思ったら、これまで以上の教材研究が必要。
しかも、学習指導要領を見る機会も増えそうだ。

さてさて、とりとめのつかない反省を述べてても仕方がない。
子どもたちの様子はというと・・・。
(時間切れ 続きは今夜か明日へ。)

| | コメント (2)

漢字テストその9

昨日は漢字テストの日。
これまで何回もブログにその様子を伝えてきた。

昨日の平均点は9.1点。ついに平均が9点台に乗った。
しかし、「全員が8点以上」という目標は達成できなかった。
あと一人!という段階まできた。しかもその子は7点。

これまで同様に振り返りを行った。すると、

「先生が言っていたように、これまでのやり方だと目標が達成できていなかったのだから、違うやり方を試せばよかった。」
「もっと○○さん(7点の子)のペースに合わせて教えればいい。」
「○○さんはスキル10の練習に時間をかけていて、11は最後までしっかりできなかったから、その様子を見たときに『間に合うの?』と声をかけてあげればよかった。」

と、こちらが予想だにしない答えが返ってきた。

「もっと練習すればよかった。」
「家にスキルを持ち帰ってやればよかった。」
「○○さんが友だちにもっと聞いて練習すればよかった。」
などを自分は予想していた。

しかし、子どもたちは担任の思惑以上に、○○さんのことをわかっているようだったし、「○○さんのペースに合わせて・・・」などという意見は大人顔負けではないか。しかも、そのペースでは最後まで終わらなかったことにも子どもたちは気づいている。(「おっ、大丈夫か?間に合うか?」という自分の可視化を意識した声もあったが・・・)

そろそろ目標達成が近づいてくるといいが・・・。
年内に達成できるといいな。

次回テストは今週金曜日予定!

| | コメント (0)

いざっ!

思い立って臨床教科教育学セミナーに出席します!
『学び合い』をもっと勉強したい、ただそれだけの理由です。
今から車ぶっ飛ばして上越まで行ってきます。

では!!!

☆★☆★☆★☆★☆ 追記です ☆★☆★☆★☆★☆

先ほど上越から帰ってきました。
片道3時間弱。最寄りのインターチェンジから高速に乗れば、
おそらく2時間30分かからないと思う。

近くはないけれども、遠くもない。
まさに『学び合い』の道のりと同じ。

・・・そんなうまいことまとめても仕方がないんだけど。

さて、臨床教科教育学セミナーだけれども、
「こういう研究もあるんだぁ。」
というのが正直な感想だった。
自分がいかに色々なことを知らなすぎるかを知った1日だった。

さらに印象的だったのが、修士以上を持っている方々の眼。

現職教員や学部生、院生の発表を聞いている間、
表情を変えずにジッと発表者を見据えて「何か」を考えていた。
少なくとも自分にはそのように見えた。

「何か」が何なのか、それが知りたかった。
多分『学び合い』を深く経験して、自分なんかより数倍もの思考の「引き出し」を持っているからこそ、あの「眼」があるのだろう。

自分はまずは『学び合い』の初期段階を深めること。
今日1日を通して、自分は「可視化」が弱いなぁと感じた。
上越からの、その“おみやげ”をしっかり子どもたちに贈ろう。

| | コメント (1)

漢字テストその8

昨日は約束していた漢字テスト。結果は・・・・・・・・・・・。

残念。「全員が8点以上」の目標突破ならず。

強がりのようになってしまうかもしれないけれど、
前回までと内容が確実に違う。

今回は、字形にもさらに気を配れるようになってほしいという願いが生じたため、採点をこれまで以上に厳しいものにした。例えば、「山」という字は3本の縦の線があるけれども、その線が同じ長さになっているものは×、「日」という字の横線がはみ出していたら×などなど。

子どもたちにも「厳しく見るからね」とは言っておいたため、
テスト返却の時にも素直に受け入れられていたと思う。(多分)

目標達成のための最大の障壁は担任の採点基準かもしれない。
でも、これがブレることは最悪だよなぁとも思う。
まずはこの基準でも子どもたちが突破することを信じよう。

ちなみに平均は8.9点。
でももっと子どもたちの変化を感じたのは、返却したとき。

すみもん「残念ながら目標達成できませんでした。」
     「では返します。○○くん。・・・△△さん。」

と返すとき、「イエーイ、10点だぁ!」「やった、9点!」といった
声があまり聞かれなくなったこと。
もちろん、前回7点だった子が今回は満点をとって喜んでいる姿はあったけれども、自分の点数だけで喜ぶ姿というのは少なくなった。
それ以上に、8点に届かなかった子を探して、どこが違っていたのかを見つけようとする姿が見られるようになった。

毎度のことだけれど、
子どもたちが毎回変わってきている。

| | コメント (1)

漢字テストその7

昨日はテスト前最後の漢字練習。一昨日の最後に、

「前回の練習では全員が8点以上をとることができなかった。ということは、前回と同じことをしていては今回も目標は達成できないかもしれないということ。じゃあ、何か変えていかないといけないんじゃない?」

と話してあった。

練習終了。

最後振り返りで、前回と今回違ったことを聞いた。

○前は決まった人にしか教えていなかったけど、
  今回は色々な人に教えることができた。
○前はテストに出てくる漢字が終わったら、まだ習っていない字
  (ひとつ先の単元の漢字)を練習していたけど、
  今回はそれをやらなかった。
○国語のノートを使って漢字練習をした。
○△△くんに丁寧に教えてあげることができた。
○前はわからないことがあっても言えなかったけど、
  「わからない」と言えるようになった。

などが自発的に出てきた。

また、「先生見て。」と練習した字がびっしり書かれた練習帳を持ってきた子がいた。その子には、
「たくさん書いた字でマルがもらえるかな?マルがもらえるかどうかは、どうやれば確認できるの?」
と尋ねた。

すると、教室に掲示してある1年生の新出漢字一覧表の前に行き、一文字ずつ確認し始めた。それはそれで認めつつ、全体に話したら、
「友だちに見せればいい!」
との即答。

少しずつの変化がやはり見られる。

| | コメント (0)

漢字テストその6&音読

漢字テスト3回目に向けて、火曜日に目標設定。
今回も全員が8点以上をとること。(10点満点)

一斉指導がいいか、自分たちで『学び合い』たいか尋ねたら、
再び「自分たちで」で言うので、前回同様、子どもたちだけで練習している。

何となくでいけないのだけれど、前回よりもスピードが速い。
1時限の練習時間でテスト範囲が終わった子も数人いた。

そして面白かったのは、テスト範囲が終わっても担任に見せに来ないで、自分で国語のノートを開いて練習を続けたこと。
中には自分たちじゃ心配な子もいるので、
「先生が見た方がよければ持ってきても良い」
ということも伝えている。しかし、火曜日は誰も持ってこなかった。

残念ながら昨日(15分の短時間)は、
一人が持ってきたら続々と担任に見せに来た。
このあたりは次回の活動前に明確に知らせようと思う。
「別に、見せないでやってもいいんだよ。」と。

さて、今回と前回の違い。
それはテストまでに時間を確保すること。

前回は初めてだったせいか、『学びあう』というよりは、自分のことで精一杯だった子どもたち。最後の最後になって、友だちの漢字スキルを見て、アドバイスを送るようになったが、時すでに遅し。

そこで今回は、やや多めに時間設定して『学び合い』に意識がはっきり向くようにしたい。ちょっと甘いなぁと思うけれども、前回やってみての自分の反省を生かしてみたい。そうすれば、新たな反省が生まれると思う。

===========================

続いて『学び合い』音読編。
ここのところ、範読をしていない。子どもたちが読めるから。

昨日は新しい単元の音読。
「え~、むずかしいぃ~~~~。」と口々に言っていたけれど、
読める子は読める。得意満面に教え歩いていた。

『学び合い』をやると仲の良い子とばかり練習するかと思ったら、
意外とそうではないことがわかった。

月曜・火曜と同じ単元の音読練習をさせて、
2日続けて同じペアで練習をしたのは8組中2組だけ。
これはきちんと記録をとったので、はっきりとわかった。
同じペアだった2組も、いったん終われば新しい「相棒」を探し歩いていたから、ずっと同じ人と練習していたわけではない。
このあたりの「発見」が『学び合い』ではおもしろい。

他にも床に寝そべって練習する子まで出てくる。(笑)

| | コメント (2)

教師主導と『学び合い』

連休前になんだかよくまとまらない『学び合い』考を載せた。
今回も「何となく」な論考だけど、未熟な「今」を記録しようと思う。

もうかれこれ3年ぐらい見続けている佐藤先生のブログに、
9月頃、『授業研究21・10月号』(明治図書)の紹介があった。

失礼を承知で引用します。

===========================

10月の教育雑誌を読んだ。受けもたない教科も多くなっているが、二十年来の習慣なので、購読はしている。
今月号で印象に残ったのは、「授業研究」誌。「よい授業・わるい授業-名人の考える基準」が読み応えがあった。

野口芳宏氏・・・「ぎりぎり、この三つ -学力形成、全員参加、教師主導」
有田和正氏・・・「材料七分に腕三分の授業」

(後略)

===========================

この頃、10月の『学び合い』セミナーに申し込みを済ませていた。
にもかかわらず、『学び合い』については興味があったけど、
よくわかっていなかった自分にとって、
野口芳宏先生の「“教師主導”がよい授業の基準」との言葉が「謎」であり、すぐに『授業研究21』を購入して読んだ。

読んだときは、
「よしっ!セミナーで話を聞いて、自分で答えを見つけてみよう!!」
などと意気込んでいた。

結局、セミナーですっかり(さらに?)『学び合い』の虜になり、
兎に角『学び合い』をやりたいという衝動だけで過ごしてきた。

しかしここのところ、色々と『学び合い』を考えるうちに、
ふと雑誌記事の「教師主導」という言葉を思い出した。

実際に自分で『学び合い』を“かじって”みて、
『学び合い』は子ども任せの授業ではなく、あくまでも
教師主導の授業ではないかと思うようになった。

教師が目標を定め、環境を整え、子どもたちが活動をする。

特に目標設定が難しいよなぁと、セミナーで発表したK先生持参の資料を見て感じた。そこに教師の全力を注がなければいけないような気がした。それさえはっきりすれば、あとは子どもたちが持っている力で、彼らが彼ら自身をゴールへ導いてくれる。

ゴールへ導くのは子どもだから、教師はゴールで待っているか、
あるいは端から見て、心の中で応援しているかだろう。

でも、子どもたちが必死でたどりつこうとするゴールを、
教師が設定するのだから、やはり教師が作る授業じゃん、

と思うのである。

う~~~~~ん、やはり考えがまとまらず、未熟だ。
でもそれが今の自分。受け止めよう。
年月が経ってから、これを読んで恥ずかしくなろう。

ちなみに、野口先生の「基準」の残り2つ、
“学力形成”と“全員参加”、これも『学び合い』に通じるのでは?
主張の内容はやや違うけれども・・・。

| | コメント (4)

漢字テストその5

今週は毎日22時には眠りに就いて、朝4時から5時の間に起床。
おかげで心身ともに充実した週を送ることができた。

しかしである。

今日は「勤労感謝の日」なのに、朝4時に起床。
身体に染みついた習慣に感謝。

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

昨日は2回目の漢字テスト。
目標は「全員が8点以上をとること」(10点満点)

結果は・・・。

残念・・・・・・・・・・・・・・・。再びガックシ。 _| ̄|○

ふと思いついて平均を出してみたら8.4点。
以前の自分だったら、これで満足していただろうな。
「できていない子もいるけど、まあいっか。」と。

今にして思えば、変な自己満足だったと思う。

今なら「全員が8点以上」を求めるから、現状で満足はしない。
すると不思議なもので、一人ひとりへの課題(願い)も見えてくる。

例えば、
10点満点のAさんなら、自分の練習を貫き通すのではなく友だちに目を向けてほしい。
同じく満点のBくんなら、教師側の予想に反しての満点だけに、まずはこれを継続してほしい。そして、自信を深めて、いろいろな学校活動で意欲的に取り組めるようになってほしい。
また同じく満点のCさんには、練習時間中、友だちの様子を見てアドバイスを送ってくれたことを周りにすすめてほしい。

7点以下の子どもたちなら、一通り練習が終わったときに、友だちに聞けるようになってほしい。自分一人でやることに限界があることに気づけるようになってほしいのだ。

もちろん、他の子どもたちにも三者三様の課題がある。
けれども、それをひっくるめて学級全体の課題でもある。

そんな「課題」がたくさんある中で、光明も見えた。

昨日の1時間目の国語。
一通り活動を終えた子たちが、スキルを持って立ち歩き始めた。

D男 「ここ『る』(『見る』の送りがな)も書くの?」
E男 「そう、つけないといけないんだよ。」

F子 「ここ、ちがうよ。」
G子 「えっ?!どうして??」
F子 「だって、ここ『はね』てないじゃん。」

このような姿と言葉が見えたり聞こえたりした。
これは1回目のテスト前には見られなかった姿。

さらに、テスト用紙を配ったときに、
「あっ、今日は裏がない。」
と、前回書き忘れた裏面の問題がないことに気づいた。

大丈夫、子どもたちは育っている。
教師である自分がどれだけ信じられるか、それが試されている、
と、自分に言い聞かせよう。

| | コメント (0)

漢字テストその4

今朝はクラブ発表のビデオ編集のためブログ更新できず。
ビデオ編集も現任校では2度目。
前任校ではしょっちゅうやっていたなぁとしみじみ・・・。

さて、夜のブログ更新は久しぶりだ。

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

昨日は漢字テストの再テストを行った。これは先週の確認。
結果は全員20点以上だった。
それを伝えたときの子どもたちの明るい表情が印象的だった。

さて今週はどうするか、ということで子どもたちに質問。

「今まで通り、先生が教えてからみんなが練習する方法と、
 テスト前の勉強のように自分たちでスキルをやっていくのと、
 どちらがいい?」

はじめは悩んでいたけれども、
「自分たちでやってみる!」
との男の子の発言を口火に、「自分たちで」派が主流を占めた。

確認すると、「自分たちで」が多数、「今まで通り」が若干名だった。
そこで、スキルは自分たちで書き順から字形までやって、
担任に提出して添削してもらうことを提案した。
これならば自分たちでやってみて、担任に確認をとることで
両者の要素を取り入れられるかと思った。

「今まで通り」と考えた子たちにも納得してもらい、
早速、スキル練習をスタート。

今週の課題はスキル2単元分のテストで8点以上。
もちろん全員が。

===========================

そして、今日。

出題範囲のスキルを全て終えた子が数名出てきた。
字形もそこそこしっかり捉えている。

問題は筆順。

そもそも筆順がどれほど大事なのかを自分が勉強しないと。
それで自分が納得したら、筆順テストをやることで
『学び合い』でも筆順が習得できるようにしたい。

もし筆順が大事でないのなら、重要視する必要はないのでは?

それにしても2日ほどでスキル2単元分できることが驚き。
一斉指導だったら、2日で1.5単元分がいいとこだ。

| | コメント (0)

「みんな」がちょっぴり定着?

金曜の5校時、図工。「ローラーころころ」の第2時。

目標
①グループごと1枚の“作品”を提出すること
②3時15分まで“しっかり”片付けをして、みんなが下校すること

さぁ、どうなったか。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

準備から全て自分たちで行い、ローラー遊びも夢中になっていた。
混色は自由にやらせたので、3色以上混ぜて濁ってしまったり、
「だめ!2色まで!!」
と一喝する女の子がいたりと、様々で面白かった。

もっとも子どもたちはキレイな色を作る、というよりは、好き勝手に
色遊び、ローラー遊びをしていた。

目標①の“作品”という言葉を意識して、はじめから絵のように仕上げていくグループがあれば、
前回と変わらずローラーで塗りたくるグループもあった。
ただ、後者が前回と違ったのは、完全に混色する前に塗り始めたので、色が虹色のように様々な彩りを見せていた。
それを見てとてもうれしそうに報告してくれる子どもたちを見て、
自分もうれしくなった。

さてさて、3時になり、残すところ15分となったところで急展開。
一人が手形をとって遊びはじめ、それを数人が真似をした。

すでに片付け始めているグループもあったのだが、
手形を取り始めた人たちは
「新しい模造紙持ってきたよー!」(o^_^o)
と“新規作成”モードに突入。

半ば呆れながら「どうなるかなぁ・・・。」と見ていたら、
片付け終了したグループが、
「先生、片付け終わりましたぁ」
と報告に来た。

「うん、あなたたちはね。」
みんなが下校できるようにしようね。」

と言うと、そうだった、そうだった、
「『みんな』だったじゃん!」
と目の色をかえて、慌てて行動し始めた。

「もう片付けだよぅ!!!!!」
と、報告に来た女の子の怒声のような大きな声が響き渡り、
3時10分、全体の片付け開始。

ローラーを洗面台で洗い始める子、新聞紙をまとめる子、
床についた絵の具をぞうきんで拭き取る子、絵の具を片付ける子、
それはそれはみんな早送りのような猛スピード。

使ったローラー等の後始末は、担任である自分がやるつもりで、
ベランダに新聞紙だけ置いておいたら、だれかがそれを広げて、
その上にきれいにローラーが並べられ、混色に使うバットも
折り重なるように置かれていた。

しかしながら、3時15分には間に合わず、5分オーバー。
「玄関で待っている2・3年生(本校は集団下校)に何て言う?」
と尋ねると、「『ごめんなさい。』って言う。」と答えたので、
一緒に謝ろうね、とだけ伝えて下校のあいさつ。

2・3年の子どもたちと、担任の先生方に申し訳ないことをした。
目標が達成できず、多くの人にご迷惑をおかけしたことは
猛省しなければならないけれども、
今回の「失敗」に、少なからぬ成長の兆しを見た自分は、
不思議な満足感を得ることができた。

懲りずに再度、5校時の図工に挑戦してみたい。
子どもたちにも聞いてみよう。

| | コメント (0)

漢字テストその3

さて、いよいよ漢字テスト本番。
子どもたちの表情はいささか緊張気味。

テスト用紙配付。
すみもん「用紙を見て、何か質問はありますか?」
すみもん「聞いておきたいことはありますか?」

2度確認したところ、挙手・質問はなし。
そのまま開始。

約1分後、

A子「先生、『ひとつ』の『つ』も書くんですか?」
すみもん「答えられません。」

B夫「先生、『三まい』の『まい』(薄い字)もなぞりますか?」
すみもん「始める前に『用紙を見て、何か質問はありますか?』と
      聞きました。だから答えられません。」

と意地悪な返答。

===========================

結果発表!

目標達成は・・・・・・・・・・・?

残念...。 _| ̄|○ ガックシ。

詳細はというと、裏面があったのに、やらずに提出が多数。
これは補足が必要か。
「できました。」と言って持ってきたときに
「これで20点以上とれますか?」と尋ねた。
持ちかえってから見直す子もいれば、その場で「はい。」と言って、
提出する子もいた。
しかし、一人として20問以上解いたか確認する子はいなかった。

次に多かったのは、送りがなのなぞり忘れ。
これも練習を始める段階で確認したこと。
さらにはテスト開始1分後に出た質問の内容。

答案を返して、間違えた問題のみやり直す時間をとった。
答案は○か、間違いかのみわかるように添削し、
どこがどう間違っているのか、は書かずに返した。
もちろん、正答も書いていない。

ここから『学び合い』スタート。

間違っていたのはわかったけれども、どこがいけなかったのか、
それを発見するために自力でやる子もいれば、
「ねえねえ、これってさあ、どこが違ってるの?」
と尋ねる子もアリ。

自分でやり直したプリントを持って来た子には、
「どこを直してきたの?」
と質問し、それに答えられて、かつ正しく書けていた字に○をした。

時間はかかったけれども、○をもらったときの子どもたちが、
「なーんだ、そんなことか。」とか、
「△△ちゃんが言ったとおりだね。」
などと言っている姿が印象的だった。

===========================

今回は目標達成ならず。反省は多々ある。
自分の課題設定と、伝え方に問題があっただろうし、
ゴチャゴチャしすぎていたのかもしれない。

ただ、実際にやってみての感想として、
「見直しをきちんとするんだよ。そうしないとね・・・。」
とか、
「ここは“はらい”なのに、“とめ”になってるから間違いだよ。」
などと言うよりは、
よっぽど子どもたちは自分の頭を使ったと思う。
きっと、グルグルグルグル、高速回転しただろう。

今回を受けて、これからの漢字学習が、テストがどう変わるか、
それが楽しみだ。

| | コメント (0)

漢字テストその2

今朝はブログ更新できず・・・。
今日の漢字テスト作成の分、時間がなかった。
相変わらずの時間管理の下手くそさが悔しい。

さてさて、まずは昨日の漢字テスト前学習の様子から。

昨日は第2時ということで、友だちと問題を出し合うかな、
それとも、自分で答え合わせをするのかな、などと予想していたが
どれも間違い。

「黙々と自分の練習を続ける」が正解

厳密に言うと、最初は友だちに相談したり、
立ち歩いて友だちの様子を見に行ったりしていた。
例えば、A子は、
「『むっつ』って、小さい『つ』は書かなくていいんだよね。」
とあたり構わず聞いて歩いていたし、
B子はC子の練習に付きっきりになって教えていた。
またB子は自分の席へ戻ってから、隣席のD子の練習ぶりを見て、
D子の間違いを指摘していた。

ところが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

ある程度の時間が経つと、スキルの空いている枠線を使って、
一人ひとりが練習し始めた。
出題範囲の漢字が終わると、次単元の次を予習し始めた。
それが一人ではなく、7~8人。

これには自分の「子どもの捉え」の甘さを痛感した。

“子どもたちは「自分でできるようになった」と感じたら、
「新しい学習に進みたい」っていう意欲を持っているんだ。”

と感じた。

わざわざ教師が漢字練習で指導しなくたって、
子どもたちは正しくキレイに書こうとすることを知ることができた。

ただ、今回の活動の目標は「全員が20点以上をとること。」
だから、そこがもっと子どもたちの理解が深まっていれば、
別の活動が見られたかもしれないなぁ。

ちなみに、この時間の子どもたちの様子を見て興味深いことを発見。

普段、学習能力が高いなぁと思う子たちは次単元の学習をせずに、
テスト範囲の文字をひたすら練習していた。

一方、これまで個別指導が必要だったり、
ケアレスミスが多かったりする子たちは、
範囲が終わったら、どんどん新しい漢字を練習していた。

課題の把握力の違いかな?
課題の把握力だったら、友だちと学び合うか。
テストに対する執着心の違いかな?
それにしても、新しい漢字を練習するグループの意欲は、
目を見張るものがある。

ああ、長文になってしまった。
この辺で区切ろう。

| | コメント (0)

漢字テスト

最近、アクセス数が微増している。
ごくごくわずかな人にしか知らせていないので、
最近の『学び合い』で検索している人が訪問しているのかな?
それだけ、『学び合い』が関心が集めているんだな、きっと。

さて、昨日の授業。

学校行事もあって、午前中はあわただしい時間の過ごし方。
給食を食べて、ようやく落ち着きを取り戻した5時間目、国語の時間。
いつものようにドリル・音読(これも実は子どもたち任せ。中身はエセ『学び合い』)をやって、3つめの内容へ。

『あさって漢字テストをやるから、今日と明日の国語は、そのための準備をしてください。スキルや教科書、なんでも使っていいから。目標は『全員が20点以上をとること。』です。」

と発表。問題数は24問なので、20問が8割以上のラインということになろうか。
あとは子どもたちの反応を楽しむ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一人ひとり、自分のスキルのテスト問題に取り組む。その中で、
Aくんが“ひとつ”を“一”と書く。
Bさん「えー、『一』だけでいいの?だって『ひとつ』だよ。」
Aくん「あっ、そうか!」

しばらくして、今度はBさんが質問をする。
Bさん「ねえねえ。“ひと”は“人”だけでいいの?」
Aくん「うん、そう。『人』だけでいいの。」

やってるやってる。しかも教師が目の前にいても遠慮せずにやってる。
ほほえましい場面。

一方、Cさんは“ひとつ”をそのまま“ひとつ”と解答欄に書いていた。
いつになったら気づくかなぁ、と思っていたら、
Dさん「それ、漢字で書くんだよ。」
と一言。すぐに修正する。

でも、これってすごいことじゃないかと思った。

「それ、漢字で書くんだよ。」と言われて、“むっつ”を“六つ”と送りがなもつけて正しく書いた。単純に考えたら、送りがなをつけずに“六”と書いてもよさそうなのに。

きっとCさんは漢字の読みと、それに対する送りがなが定着しているんだろうな。そうでなければ、「それ、漢字で書くんだよ。」の「それ」が理解できずに苦しんでいたことだろう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

昨日は、こんな感じで授業を終えた。
スキルをやり尽くした子もいたので、今日はどうなるか・・・?

ノートを使うか?友だちと問題を出し合うか?
それとも昨日やったスキルの答え合わせをするか?

さぁ、どうする?

楽しみだ。

| | コメント (0)

自分に浸透している『学び合い』

今日は子どもたちの発表本番の日。

昨日は本番前日とあって、最終的な詰めの段階。
登場人物全員がお面を完成させ、さあ練習だという前に、
「はじめの言葉を決めたら?」と子どもたちに伝えた。

ここから事態は急展開。
自分は、はじめの言葉やその決定を子どもたちに任せていた。
子どもたちは話し合ったり、大道具の微調整に取り組んだりしていた。

はじめの言葉が決定。Aくんになったかと思ったら、作業をしていたBさんが

「私もやりたかったのに…。」とポツリ。

そこで、AくんとBさんが話し合い、ジャンケンをすることに。
Aくんにしてみたら規定事項に待ったがかかっているので、
Aくんが負けることでもあったら…、と思っていたら、
あろうことかBさん勝利。さぁ、Aくんどうする?

「ねぇ、Bさんが勝ったからはじめの言葉はBさん!あれ?終わりの言葉決めてるの?オレやりたい、やりたい!!」

と潔くBさんに譲った。
恨み辛みのないかっこいいAくんだった。
(ちなみにAくん、終わりの言葉争奪ジャンケンに勝利し、見事復活!)

ところが、このときすでにCさんが傍らで泣いていた。
様子を見ていると、はじめの言葉をやりたかったのに、
ジャンケンで負けてしまったからという理由らしい。
泣いていてどうしようもないので、Bさんが

「んじゃ、いいよ。譲ってあげる。」

とCさんに譲る言葉を言いだした。
すると近くにいたDさんが

「え~、私もやりたい。」

と反応。他にも同様の訴えをする子がいて、ジャンケンに。
このときAくんは最初だけ腑に落ちない顔をしていたものの、
(終わりの言葉に決まっていたこともあってか)静観していた。
これもかっこよかった。

ところがCさん、ジャンケンに入ろうとしない。そこでEさん、Fくんが説得に。

「いいの?いいの?ジャンケンやりなよ。」(Eさん)
「がんばれよぅ!」(Fくん)

Cさんはなんとかジャンケンに加わることになった。

しかし、しかし。ジャンケンは敗退。また沈んだ表情に。
するとここで、また協議が。
なんとはじめの言葉と終わりの言葉を2人ずつにすることに!

再び訪れたジャンケンのかけ声。
それでもCさんは勝てず、Gさんに決定。
ここでFくんがGさんに

「(Cさんに)譲ってやれよ。」

と一言。

そんなこんなで4時間目は終わり、この時間の練習はできなかった。

5時間目に最終練習をして、まだ修正したい部分もあったが終了。
時間の終わりに全体に向けて話をした。
内容はCさんに対する優しさは必要な優しさだったのか、いらなかったか。

Aくんが「いらない優しさだったと思います。」と発言。
Bさんも同様の発言。他、ポツリポツリと意見が続いた。

これからジャンケンで決めたことがいやになって、
今回と同じようなことがあったときにどうすればいいかの話もした。
そのとき大事なのが文句や強い口調ではなく、諭してあげることだと思う。

「ジャンケンで決まったんだから、我慢しろよ!」

ではなく、

「ジャンケンで決まったんだから、仕方ないよ。我慢しなきゃダメだよ。」

と言えるといいね、という内容の話だった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

今回の件、担任にとっては子どもたちの優しさがすごくうれしくもあり、
納得いかない面もあり、実に考えさせられる経験となった。

実際の場面でも、途中に口を挟んでしまおうか悩んだが、
子どもたちに任せ、自分はケラケラ笑って見ていた。
そして、最後に全体指導の形で話をした。
『学び合い』に移行したいと考えているために、
今回のような指導形態になったのかなぁと思う。

でも何より、
子どもたちが上のような状況で「先生ぃ~。」と言ってくることがなかった、
それが一番のうれしさだった。
結果はどうあれ、自分たちで解決できたことが大収穫だった。

| | コメント (2)

『学び合い』のひろがり

久しぶりの更新。ちょっと忙しいフリをしてしまったか・・・。

さてさて、先週の保育園訪問の振り返りもせぬまま、今週も終わりを迎えようとしている金曜日。けれども今週は子どもたちの成長を感じずにはいられない1週間だった。

いろんな具体的な場面を挙げられるぐらいだから、よっぽど成長したのだろうなぁと思う。

たとえば今日。

学活の前に学習係のAさんが一言。
Aさん  「先生、何か用意しておくものはありますか?」
マラソン大会下見の予定で、用意する物は特になかったけれども、彼女の心意気に、
すみもん 「ジャンパーを着て帽子を被るように言ってください。」
と指示した。

Aさんはうれしそうにクラス全員に指示を出して、係の仕事を全うしていた。

また、給食準備でのBさん。

Bさん 「急がないと給食をゆっくり食べられないよ。」
と担任が目を丸くするような一言。まさにスモールティーチャーである。

そしてお次は授業中。

CくんにDくん。いつも何かと困ることが多い2人だが、国語の物語文の感想では自分一人で立派な感想を書き上げた。叙述部分を引用して、「~というところが悲しかったです。」と書いたのである。1年生の男子が、しかも、いつも周りから教えてもらっている2人が自分で書くなんて!それだけでビックリなのに、内容も文句なし!!

最後は学級全体。

何か課題を出したとき、終わった子はすぐに席を立つようになった。そして困っている子を探して歩くようになった。(答えをすぐに教えてしまう子がいるのが悩みの種だけど)

また、困っている子は
「○○さ~~~~~~ん。」
と、困っている度100%を主張するようになった。

担任が力量を確かめたい問題でさえ、「教えてあげよう。」という雰囲気がある。

ひょっとしたら子どもたちが成長しているのは『学び会い』によるところが大きいのではないかと思う。こんなに短期間で変化が見られるなんて、子どもの力はすごい!

| | コメント (0)

『学び合い』はやっぱりいい。

国語で「くじらぐも」の読解をしている。
今は、セリフをしゃべっているのは誰か、という活動。
ペア学習で教科書に書き込ませている。

様子を見ていたら、勝手に学び合いを始めた。

ビックリ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

A男「ねえねえ。ここは『くじら』のセリフじゃないんじゃない?」

B子「いいんだよ。」

A男「それは『くじら』じゃなくて『先生』のセリフだよ。」

B子「だってさぁ、『では、かえろう。』と『くじらは、まわれ右をしました。』ってあるから『くじら』のセリフでいいんだよ。」

A男「えっ、でも、『では、かえろう。』の前に、『先生が腕時計を見て驚くと』ってあるじゃん。だから『先生』のセリフだよ。」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

これだけ読んでいても、わかりにくいかもしれませんが、これってすごい会話!子どもたちが勝手にそれぞれの意見を交換して、しかも文脈から根拠付けをしている。

しかも、上記の2人は隣同士ではない!
(ペア学習の相手ではない)

それぞれのペアで一通り終えた後に、近くの人と意見交換を「勝手に」始めたがために、素晴らしい討論が生まれた。

これって『学び合い』だよなぁ。見ていて「おおぉぉぉぉ・・・。」と唸ってしまった。(うすら笑いも浮かべていたけど)

『学び合い』はやっぱり子どもたちの能力を引き出している。

| | コメント (2)

プチ学び合い

このブログを始めようと思ったきっかけの1つ、『学び合い』。

土曜日のセミナーで大きな刺激を受けて、いつか自分も本格的にやってみたいという衝動に駆られました。そして、まずは何か行動を起こさなくては!との想いからブログをたちあげようと決心したのでした。

さて、そんな興奮も冷めやらぬ今日、早速子どもたちに『プチ学び合い』を試してみました。自己満足のレベルかもしれないけれども、まずはやることが大事かなと、珍しく前向きに考えました。


朝のドリルの時間、
「目標は、全員が約束時間までにプリントを終わらせること」
と宣言して取り組ませました。


この時間ではあまり子どもたちは動かず、5人の子が最後まで終わらせることができませんでした。


次に算数の時間、同じように

「約束の時間までにプリントを終わらせることが目標」

と宣言して取り組ませたところ、早く終わった子が時間を気にしながらも懇切丁寧に解法を説明しているではありませんか!しかも、気になる子までが未完了の子を探してウロウロ教室をさまよい続けていました。


『学び合い』なのかどうかはわかりませんが、子どもたちが「みんなができるまで活動し続ける」という事を理解でき、その通りに動けたことにビックリしました。子どもたちが成長しているということなのでしょう。


自分も成長しなくては。

| | コメント (0)