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110217_移行期

今年度の5年生の算数は、メチャクチャなことになっている。

何がメチャクチャか。

単元の配列である。


     ◆


来年度からの指導要領完全実施に向けて、昨年度、そして今年度と「補助資料」なるものが配付されている。これは、移行期における「補助教科書」とでも言えばいいのだろうか。そのため、教科書を使って学習したら、次の単元は補助教材を、といった具合で学習を進めている。単元によっては、両方にまたがっているものもある。

4月になったら新しい教科書になり、このような煩雑な作業はなくなる。

しかしながら、今年度の学習内容はちゃんと身についているのだろうか?それが心配である。ましてや5年生は補助教材の厚さが図工の教科書ぐらいある。

しかも、単元の配列が来年度のものとまったくちがっており、子どもたちの意識の流れを完全に無視した学習を進めてきたことになる。

例えば、

4年生までに子どもたちは、長方形の面積を求めるのに「たて×よこ」と教わってきている。それが、5年生の平行四辺形の学習になると「底辺×高さ」となり、「たて」「よこ」は使わなくなることを学んだ。

それなのに、5年の3学期で体積の学習をするさいに「たて×よこ×高さ」という言葉が出てきた。これは明らかに移行期であるためにほかならない。事実、来年度は1学期の早々に体積を学習して、その後、平行四辺形や三角形などの面積を学ぶようになっている。

おそらく子どもによっては、
「あれ?『たて』とか『よこ』って、もう使わないんじゃないの?」
と疑問に思ったことだろう。

ちなみに自分はこのあたりの経緯を子どもたちに話してきた。話したが、それが納得できてきて、「そうか、気をつけよう」と感じた子が何人いるか定かではない。


     ◆

このメチャクチャな学習もあと一ヶ月。これで終わりではない。この後、定着しているかどうかの「見とどけ」が必要であり、骨が折れる。でも、やるしかない。

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