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100109_人間は二度死ぬ

「人間は二度死ぬ」


これは中村文昭さんの講演CDで初めて聞いた言葉であり、。最近読んだ『失敗の教科書。』(宮下裕介、扶桑社)にも載っていた言葉でもある。


昨日は3学期始業式だった。その中で校長先生は、
終わりを意識した3学期にしよう
という主旨の話をされていた。
自分はこの校長先生の言葉を聞いて、「人間は二度死ぬ」と思い出した。


教員生活の中で、必ず担任した子どもたちとの「終わり」の瞬間を迎える。それが「一度目の死」と同じことだろう。これは必ずどの教員にも訪れるものである。しかしながら、その教員の教えが子どもたちに、あるいは勤務校にしっかり根付いたとしたら「二度目の死」を迎えることはないだろうと思うのだ。


これまでの自分の教員生活を振り返ると、おそらくこの「二度目の死」を迎えないことを願いつつ教育にあたってきたのだと思う。それは「すみもん先生に教わってよかった」とか、そんなきれいな想いを抱いてほしいのではなく、「すみもんっていつも口うるさかったけれども、今ならその意味がわかる」と、面と向かっているときには子どもたちが気づかない“何か”を遺したいと思ってきたということだ。いや、自分の名前などは忘れてもらっていてもいいくらいだ。


悲しいかな、これが勤務校が対象となると難しい。どんな立派なことをしたつもりでも、それが学校文化として残るのはごくごくわずかだと思う。残念なことに、後生まで残っていたとしても、それが現場にとっては大きな負担となっていることさえあるから複雑だ。だいたいそうやって迷惑がられて残っているのは行事が多いが・・・。


いろいろ考える始業式の日だった。

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