13 ソロモンの指環
まだ今年13冊目の読書。2月に入ってからは1~2冊目だ。
意図的に読んでいかないと、年間100冊はかなり難しい。
う~ん、何とかして、まずは量を確保しよう。
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さて、今回読んだ『ソロモンの指環』(コンラート・ローレンツ、日高敏隆 訳、ハヤカワ文庫)は、別の本で紹介されていて興味を持ち、「積ん読」状態になっていたもの。ようやく日の目を見た。
読んだところは動物の抑制機能の話。
猛獣とも思われるオオカミが同属のものを攻撃する際に、死に至らしめるまでの攻撃をせずに抑制するのに対して、大人しく平和的な「イメージ」のあるハトやシカは同属のものを完膚無きまで攻撃する。
まさに人間の持っている「イメージ」とは対照的な行動である。
著者は動物行動学者であり、単なる思いつきで書かれているわけではない。そして、最後には人間の抑制機能についても書かれている。人間の抑制機能がもっとも未発達であると述べている。
◆
なぜ、この本に興味を持ったか。
上記の抑制機能が人間に当てはまると思ったからである。
最近報道される悲しいニュースは、「なぜあの人が」「いつもは大人しく目立たない子が」と周囲で評される人が事件の当事者になっていることが多い。しかも、残忍きわまりなかったり、突発的だったりする。
動物に置き換えればハトやシカのような大人しくて平和的な「イメージ」な人であろう。しかしながら、そういう動物(人)ほど、相手を完膚無きまでに攻撃するということは本著では明らかだ。
自分がやってきた教育はどうだろう?
大人しく平和的な人間を育ててきてはいないだろうか?
エネルギーを爆発させる機会を設けてきただろうか?
そんなことを考えてしまうのであった。
現在は小1担任。せめて子ども同士のケンカは、道具を使ったり、無勢に多勢だったり卑怯でない限り、思う存分やらせたい。
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